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千葉の小江戸 千葉県佐原市の酒蔵に行ってきました

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Byhikaru kimura

千葉県香取市佐原は日本地図の制作者 伊能忠敬の地であり、かつては「小江戸」と呼ばれ、江戸の物流の玄関口として栄えた町です。


今回は『一献の系譜』の監督 石井かほりさんからお誘いをいただき、佐原に行ってきました。

お誘いいただいた以前に新幹線の情報誌「トランヴェール 佐原特集を見ていて興味がある街だったので、最高のタイミング^^


小雪が降る中、東京駅からバスで1時間半、佐原駅に到着。


まずは腹ごしらえに佐原名物のウナギを堪能すべく、「鰻割烹 山田へ。


今回は石井さんの知り合いの「日本地図センター」小林政能さんがご同行してくれました。
小林さんは『ブラタモリ』にご出演されている有名人で、うなぎを待つ間に、プチ佐原講座をして頂くことに。明治時代の古地図や観光案内地図を見ながら、地理の事や地図のこと、街の事をレクチャーしてくださいました。いまは気軽にGoogleで調べられるけど、昔は測量して作ってたんんです。古い地図には何とも言えない力がこもっていて、実にかっこいい。



話を聞いている間に、特上のうな重が到着(●´ω`●)


お重一杯の鰻は、焼きがしっかりしていて香ばしく、身がしまったところにお醤油と甘味がしっかり効いていている関西風で、実にうまし。ご飯もいいけど、お酒が進む味。今回は見学前ということで<糀善>のお燗を控えめにいただきました。


鰻で満腹なので、蔵に向かう道すがらを街歩き。
町を流れる川沿いには、昔の風情を残す建物が点在し、実にいい環境。
小林さんの案内で、建物や街並みの話を聞きながら5分で着く距離が20分にw



「東薫酒造」は、伊能家から酒造りを伝承した由来の蔵元。


200年近い歴史の中で、現在の製造場は昭和30年代の鉄筋コンクリート造りの三階建て。
これはなかなか珍しく、当時の蔵元の隆盛がわかりますね。
蒸して、仕込んでタンクで醸して、、、となると上から降りて仕込んでいったほうがが効率的で合理的なんです。

3/3のひな祭りが近いということで蔵の中には、貴重なひな人形たたく参加がってありました。この蔵に関わらず、街中でもたくさん飾られてます。



東薫酒造 杜氏 及川恒男さんのご案内で、蔵見学。
今回は仕込みのなかで一番緊張感のある大吟醸の搾りを見せてもらうことができました。及川杜氏や蔵人が一番神経を使っている時期、現場の緊張感が半端ない。槽搾りも初めて見ました。



絞りの後、杜氏室でいろいろとお話を伺いました。
ここのお酒は「酸と糖度が高く、香りの強い」酒質ではなく、「きれいで穏やかな」酒質。以前飲んだ時や蔵見学で感じていた疑問をいくつかお伺いさせていただき、合点が行った。

正直なところ、設備は古いし、ところどころの補習跡を見ると造りが心配になるところがあった。でも出来たお酒の実に綺麗なこと。ご本人は綺麗なお酒を目指しているわけではないとおっしゃっていたが、設備ではなく仕込みや技術できれいな酒質を造る努力をずっとされてきたんだと思う。石井さんがおっしゃっていたことだが「日本酒には造り手の人柄が現れる」ということが端的に表していると思った。


ご高齢ということもあり、今後が気になってましたが、ちゃんと引き継ぐ蔵人がいるとのこと、「東薫の味」はこれからも楽しめます。4月まで続く酒造り、これからもお元気できれいなお酒を造り続けていただきたいです。



たくさん話を聞いた我々を待っていた試飲の数々。
勉強したことを活かして、たくさん飲んでたくさん買わせていただきましたw



東薫酒造を出て、10軒先ぐらいにある2軒目の蔵元「馬場本店酒造」


ここ「味醂」が美味しいと聞き、早速試飲。
これがむちゃくちゃうまい!!味醂は江戸時代はお酒として常飲されていたのですが、楽しまれていたのがよくわかる、甘みを感じつつも深い味わい。


このうまさに感激しさっそく購入。ソーダ割やお湯割りでゆっくり味わいたい味でした。


ここは蔵見学ができませんが、入り口付近を見学、地震の影響で作り替えていることもあり、なかなかの設備でした。



バスの出発時間までは、小林さんの解説でブラ佐原。
伊能忠敬旧宅を見たり、街並みを巡ったりと小ぶりの雨も気にせず街散策。




桜が咲いたら、また訪れてみたい楽しい街でした。

東薫酒造の及川杜氏、社長、従業員のみなさま、そして、石井監督、小林さん、ご案内ありがとうございました。

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